「悠遠不変のポラリス」感想と考察 [STEINS;GATE 線形拘束上のフェノグラム]

 こんにちは!私は私です!


 今回はタイトルにもある通り、まゆりルートである悠遠不変のポラリスをクリアしてきました!思ったより大長編でしたね!その分読みごたえもたくさん!最初に読んでいたのが、通しで読んでいたのに三時間前と、大分記憶から漏れが出てきそうな時間なので早速感想に移りましょう!!


 ~「悠遠不変のポラリス」感想~




 まず安定のダイバージェンスは0%代ですね。もはや3%が懐かしくなってくる勢いです。まゆりルートは恐らく紅莉栖のおかげで無事1%代に行き、オカリンと結ばれるまでを描くのかな?と予想しておきます。もしかしたらシュタインズゲートを目指すところまでやるかもしれないけど。

 
日記のデザインが可愛いwどこに売ってるんだろうね

 始まって早々日付は8/14日。まゆりがこれから何日後に命を落としてしまうのか手掛かりを探しているとありましたね。これは多分原作でもあった、まゆりが自分のことを"重荷"であると認識し、それを岡部に否定されたときのあれですね。なので本当に最後「最初のDメール」を取り消す段階まで来ていることが分かります。一つ興味があるのが、まゆり主観で今回の物語は進んでいくと思うんですけど、その場合まゆりが命を落としたらどうなるんですかね?夢落ちのように消化され、次のシーンでは汗びっしょりで飛び起きたまゆりのシーンに切り替わっているのでしょうか?

こほん。

 すみません。話が逸れましたね。このときからまゆりはオカリンの重りになっていると感じているみたいで、読者全員にとって忘れられないメールを送り始めます。

 この時岡部が電話に出ていないことから、紅莉栖ルートに突入している段階なのかなと思います。たしかまゆりルートでは、最初の電話の段階で出ていたはずなので。

 ここでメールを送ったことでまゆりの気は少しは軽くなりますが、まだまだ不安に駆られたままです。なので、オカリンに直接会って話をしたいと考えます。そんな思いでラボに向かうと、オカリンはおらずいたのはダルだけ。ダルにオカリンの居場所を聞くも、知らないらしく「どうせ、牧瀬氏とイチャイチャしてんじゃね?」と言われる始末。実際当たっているわけなんですが。また、この辺からまゆりはオカリンが自分にとってどんな存在なのかを改めて考えます。自分にとってはお兄さんみたいな人。それだけのはずなのに、まゆりの心にはモヤモヤが残ります。このモヤモヤの正体が分からないまま、まゆりはダルとある約束をします。それは「オカリンにも内緒で作戦に協力してほしい」というものでした。
 
 どうやらまゆりは何か作戦を立てているみたいですね。現状何かは分かりませんが、原作とかには無かったのでもしかして、救いのあるルートへの足掛かりになるかもしれないと期待せずにはいられません。でも多分まゆりが過去に行って何かをするにしても、何が出来るんですかね。こう言ってしまうとあれなんですけど、まゆりは心のヒーラーのようなもので、周りにいたらぽかぽかした気持ちになるという優秀なスキルを持っています。しかし未来を変えられるほどの力を持っているかと言われたらう~ん?0の時みたいにオカリンの顔をビンタするとかですかねwとにかく想像もつきません。そんな謎の作戦の協力を取り付け、おばあちゃんの法要へと向かいます。

 向かう途中様子のおかしい紅莉栖に出会います。鬼気迫る顔でまゆりを呼び体に異常が無いかを聞いてきます。はっきり言って異常ですね。というかこのタイミングで紅莉栖はまゆりに会っていたんですね。ばらばらに帰ったせいで岡部は会わなかったのか。それはともかく様子のおかしい紅莉栖を落ち着かせるためにまゆりは、紅莉栖の口に「タケ〇コの里」をぶち込みましたwいやはやまゆりはみんなのヒーラーだよなと常々思いますね。みんなに笑っていてほしいという願いに忠実というか、とにかくいるおかげでみんなが笑顔で過ごせています。だからこそ、今回のオカリンや紅莉栖がどう頑張っても元気づけられない自分を役立たずだと思っているのでしょう。その二人の悩みの原因が自分あると分かっているので尚更ですね。

 紅莉栖と別れ、大好きなおばあちゃんの墓石の前でいつも通り話をしようと思ったところ、何故かオカリンが先に待っていました。「何故この場所が分かったの?」と尋ねると、「人質の居場所など分かって当たり前」とまるでこちらの質問があらかじめ分かっていたかのように答えられます。当然ですよね。オカリンにとってこの場面は恐らく二回目。なのでどんな言葉が飛んでくるのかお見通し。まゆりもそこで違和感を覚えますが、結局そのまま久しぶりにオカリンと二人きりで団子を食べながら昔話をしたりして楽しく過ごしました。ずっとこのまま時が止まっちゃえばいいのにな...

 次の日、目が覚めるとメール履歴や電話履歴に何やらたくさん通知が来ています。確認してみるとどうやら昨日フェイリスと紅莉栖が喧嘩別れしてしまったみたいなのです。実は昨日まゆりは紅莉栖の悩みの種を解決できるようにフェイリスの元へと案内していました。まゆりのどんな悩みも解決してくれるフェイリスならきっと解決してくれると感じたからです。しかし、上手くいかなかった用で二人とも負い目を感じていました。そんな中、フェイリスのとある発言が目に留まりました。

ボロを出すほど余裕が無かったんですね...

 普通アメリカに帰るだけではこんな発言はしませんし、"もうすぐ忘れる"という言い回しにまゆりもひっかりを覚え、紅莉栖を探し回ることにします。ラボに一度向かってみると明かりがついており、中にいたのはオカリンでした。オカリンに紅莉栖の居場所を聞くと、オカリンも知らないどころか、ものすごい力で腕をつかまれます。オカリンも相当知りたそうですね。そして、まゆりに昨日の紅莉栖と同じように体に異変が無いかを尋ねてきます。「何故このことを尋ねるのか」と聞いても「いつか話す。そういう約束だろ」と突き返されてしまいます。この辺りから思っていたんですけど、まゆりって"約束"を破らないってことに凄い重きを置いていますよね。当たり前と言えば当たり前なんですけど...何か繰り返し目にするなって。前回のルカ子の時の"いいこと"と"いけないこと"のように何か自分にとって特別なことなんですかね?とにかくオカリンに紅莉栖がラボに来たらこちらに教えてほしいということを頼みその場を後にします。

 結局紅莉栖を探しつづけて気づけば夜になっていました。「紅莉栖ちゃんとはもうこのまま会えない運命なのかな?」なんて思いながらUPXの辺りを歩いているとそこでようやく発見!そしてタックルをして自殺を阻止!お手柄だ!まゆり!!実際は自殺をしようとしていたわけでは無く、ただ考え事をしていただけなんですけどwそしてまゆりは紅莉栖の悩みを聞き出すために、いつかに約束した"お泊り会"を企画します。紅莉栖も神妙な顔つきで考えた後OKしてくれます。と、その時オカリンからメールが届きます。


 その内容によると、オカリンと紅莉栖は夕方にあっていたみたいですね。すぐに連絡をしてくれなかった理由。もうあれしかないですよねwこの空間は確かに気まずい空気が流れているけどそりゃ...ねぇ?wなんて思っていたんですけど、もしかしたらキスしてない可能性ありますねこれ。もしあったなら、当時のことを思い出し、紅莉栖が赤面しながら自爆するっていう流れありそうですもんねwでもそれが無いってことは気まずい何かがあったのかもしれないですね...。紅莉栖ルートじゃないのか?

 
こんな感じで自爆するのが紅莉栖なのだ

 何はともあれ、お泊り会をすることになり、紅莉栖のホテルに集まった二人。地味にこの二人がじっくり話し合うところとか見たことないんで新鮮ですね。どうやらガールズトークをしてくれるみたいです!楽しみだなぁニヤニヤあの紅莉栖にそういった類のものが出来るのか見物ですねこれはwなんて思っていたけどそんな甘い妄想は本当にすぐ打ち壊されました。まゆりは紅莉栖に「二人が何で悩んでいるのか知りたい」と尋ねました。そして紅莉栖は隠し事はフェアじゃないとし、まゆりに真実を伝えることにしました。このままではまゆりは死んでしまうこと。そして



元の世界線に移動すると紅莉栖が死んでしまうこと

 酷ですよね。どんな問題が来てもどーんと構えているつもりのまゆりですらかける声を失っていましたから...。正直この"紅莉栖が死んでしまう"という部分については話さないものだと思っていました。理由は単純でそれだとまゆりがまゆりは絶対に紅莉栖のことを諦めないからです。しかしそれは紅莉栖としても同じ。ならばそこは嘘でもついて、何とかオカリンがDメールを取り消せるよう背中を押してあげるよう仕向けるべきかなと思ってしまいました。勿論紅莉栖の言うように"フェア"に話すのならすべてを知る必要があります。しかしだからと言って本当にすべてを話す必要があるのでしょうか。勘違いしないでいただきたいのが、フェアに話すか、嘘をつくか、どちらが間違いでどちらが正しいかの話をしているのではなく、私だったらこうするなという話をしているわけであり、私は一切この紅莉栖の選択を非難するつもりは無いです。スジを通すのも紅莉栖らしいし、相手のことを大事に思って自分の本音を隠すのも紅莉栖らしいなと感じただけです。

 そして、その激重展開の後に待っているのがこれ
告白だけされてキスはしてないのかな...?

 話を聞いていた感じこの事実が一番まゆりの心にきているのかなと感じました。おばあちゃんが亡くなった時と同じ感じだと話していたし...。頭ではお似合いと分かっていても心のどこかでそれを認められない。その事実を受け入れられないといったところでしょうか。そんなまゆりを横目に「何で私に告白すんだ」とツンデレしている紅莉栖。

お似合いなんだよなぁ~

 ちょっといつもの"日常"が帰ってきた感じがして口元が緩みますねw

この最後のセリフ本当に切ないですよね...

 ちょっとしんみりしてしまいましたが、それからはさっきまでの張りつめた空気はおざなりにしてオカリンの「~厨二病武勇伝~」でずっと盛り上がっていました。俺もそれ聞きたいんだが?"本物"ってやつを聞かせてほしいぜ。


 次の日の朝、ホテルから帰ってきたまゆりはそのままラボに直行し、何とタイムリープを決行します。過去に飛ぶとは思っていたんですけど、こんなにあっさり飛ぶとは思っていなかったので。途中オカリンに妨害されながらもミッションコンプリートします。そして過去に飛んだまゆりは初めの方に話していた作戦を遂に実行することを決意します。

???

 飛ぶことがミッションじゃないのか。過去に戻ってすること、それは...



「まさかのDメール!?」

 完全に虚を突かれましたね。何で?ここに来て何でDメール??確かにそれなら過去を改変して二人とも犠牲にならないで済む世界線に移動できるかもしれないけど...SERENは?というかそれより何を変えるんだ?と頭の中は?でいっぱいですw私では何も思いつかなかったので完全にお手上げです。策士まゆり殿あっぱれ!Dメールの内容は教えてくれないまままゆりはオカリンをラボに呼び出します。そしてオカリンがドアを開けると同時に...

可愛いかよ

 一体何を見せられているんだ私は?微笑ましいんだけど、さっきまでの不穏な空気と合わさって全然笑えな......いやめちゃくちゃ笑えるなこれw何が始まろうとしているのかねw

まさかのH☆A☆N☆G☆Y☆A☆K☆U

 策士まゆりの攻勢はまだまだ続く。何を思ってか主にも牙をむきだしたぞ!多分まゆりが人質でいるから問題が解決しないと考えたのでしょうか。何にせよ"Dメール"と関係はあるのでしょうが、今のところじゃまだわかりませんね。策士まゆりは人質にご飯を食べさせるよう要求してレストランへと向かったのでした...。

これは飯テロになる...のか...?

 そこで"鳳凰院凶真流"カレーの作法などを伝授されましたが、それはまた別の話...。話はちょっとそれちゃうんですけどこのシーン

!?!?

 皆さんがシュタゲの映画を見たかは分かりませんが、そこでは紅莉栖が過去に戻り幼少期の岡部にキスをしています。それが8月の岡部の言っていた「キスは初めてではない」の真相だと思っていましたが、まゆりともキスをしていたことが発覚しました。多分時系列的には、まゆりのためにオカリンが鳳凰院凶真になる前に紅莉栖がキスをしていたためファーストキスは紅莉栖なんじゃないかと考察しておきます。もしかしたらお母さんとか言い出すかなw
ちなみにむっちゃむせてたw


 そして最後に"人質"をおばあちゃんの墓石の前に連れてきます。しばらく軽い話をした後にまゆりは岡部に告白します。それと同時にまゆりの計画の意味もようやく理解できましたね。

人質を辞める......あ


 はい。そもそも何でまゆりは人質になったのか。それはまゆりのおばあちゃんが亡くなってしまったためです。そのおばちゃんが亡くなったことをまゆりはとても悔やんでいました。その理由がおばあちゃんと団子を作る"約束"があったのに、友達と出かけてしまいその結果、一人暮らしだったおばあちゃんの様態が悪化したことに誰も気づかなず、亡くなってしまったというもでした。なるほど。だから"約束"はまゆりの中では破ってはいけないものだったのか。納得ですね。そしてそれと同時にここまで分かりやすく過去のどの部分を変えればいいのかかが分かっているとなると、やはりこの「友達と出かける」という部分についてDメールを送る気でいるのかとようやく気づくことが出来ますね。人の生死に関わる過去改変は世界を大きく変えます。それはフェイリスのDメールで分かっています。オカリンの人質にならない世界線。それはどんなものなのか。幸せな世界なのかな?そうであって欲しいです。

 Dメールを出したことで大きく世界は変動しました。まずおばあちゃんは結局そこで死ぬことが世界に運命づけられていたように亡くなってしまいます。しかし、最期まで見届けることが出来たまゆりは精神的なダメージは軽く、オカリンと出会うこともなく過ごしていきます。何か物寂しさを覚えながらも至って普通に過ごしていき、気づけば高校3年生になっていました。コス作りの方は相変わらず趣味のようで、カエデちゃんやフブキちゃんとも無事にこの世界線でもコミケに出ているそうです。しかしまゆりのために借りたのだから当然なのですが、ラボのあった部屋は貸部屋になっていました。寂しいですね。あとダイバージェンスがとても気になる。他の皆は生きているのか?
まゆりはメイドカフェでバイトしていないようで、フェイリスとの交流も不明です。恐らくないと思われ。


こほん。

 少し脱線しましたが、ラボの前を通りかかった時に何故か懐かしいさを覚えます。そして屋上で見かけた人影が気になり屋上に上っていきます。そして屋上には人影は見当たりませんでしたが星がきれいに見えたため星屑との握手をしていると後ろから声をかけられます。そしてそのまま...

「お互いが会いたいと思っていればきっと会える...」


~「悠遠不変のポラリス」考察~

はい。書いてるうちにすっかり長くなってしまいましたねwあともう少しお付き合いください!早速一つずつ意味を確認していきましょう!

・悠遠 : はるか遠くまで続いていること

・不変 : 決して変わらないこと

・ポラリス : 北極星

 です!直訳すると「長い間決して変わらない北極星」ということになりますが、これじゃ何のことかわかりませんねw多分"悠遠不変"の部分は変えようがないのでこれでいいと思うのですが、問題は"ポラリス"が何を指しているかですよね。まゆりが一番最初に見つけた明るい星。こう考えるとそれはオカリンのことなんじゃないかなと思えてきますね。結局オカリンとまゆりは出会う運命にある。それは変わらないみたいな?北極星てよく遭難した時の目印なんかに使われたりするので、そういった意味からもオカリンで良さそうですね!つまり「どれだけ時が経とうと、まゆりはオカリンの隣に存在する」みたいな感じだと考察します!

 さて、今回は大大大長編になってしまいましたね!読みはじめから今このブログを書き終えるまでに実に6時間以上もの時間が経とうとしています...やばいですね☆しかしここで手を抜くなんてことはしない"私は私"書きたいことはどれだけ時間をかけてでもきっちり書き残します!元々思ったことを書き残したい!という思いで始めたブログなので、書きたいことはすべて書くのです!!そういえば最後に、前回運命についてどう思うかみたいな話をしたと思いますが、今回も作中で触れられていましたね。
皆さんどっち派ですか?

 それでは今回はこの辺で!それではまた次回!!サラダバー!!/

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