「走査線上のジキル」感想と考察 [STEINS GATE;線形拘束のフェノグラム]

  こんばんわ!100円で買ったものが不良品だったが返品するのが億劫で動き出せないでいる私は私です!


 早速一章目?をクリアしてきました!走査線上のジキル!いやはや騙されましたねwまさか初めからこんなエピソードが出てくるとは思いもしませんでしたw「紅莉栖の生存ルートも見たいなぁ…チラチラ|д゚)」なんて言ってたらこんな早く、そしてこんな残酷な結果で待っているとは思いもしませんでした。序盤の内容は「転売ヤー許すまじ!!」というまさに現代でも起こっている現象だったのでとてもキャッチーでしたね。二年位前だとポケカが転売ヤーに狩りつくされて、子供が買えないなんて言うニュースをよく目にしたものです。そして転売ヤーの下っ端である4℃というキャラがメインで進むお話でした。岡部が店長の「好きで盗みをするやつはいねぇ」という言葉に共感を覚え、4℃を救いに行った辺りからギャグ要素と言いますか、明るかったシュタインズゲートが完全に消えましたね。初め起動したときは「アルパカマンって何ぞ!?」とか、「あ、こういう感じなのね」という印象だったので、全く身構えていなかったためかなり衝撃を受けました。いやほんとネタバレ踏まなくてよかったわ…。タイムリープを繰り返し、誰かを救う度に誰かが不幸になる。そんな中で正義の在り方を問われる。これかなり難しい問題ですよね。「正義の反対は悪ではない」ってやつです。皆さんご存じ進撃の巨人なんかはまさにこれでしたよね。相手が完全な悪であったらどれほど良かっただろうと。結局岡部は全員を救うことは出来ないと考え、身内を救うことにしましたが、私もこの選択をするかなと思いました。全員救えないのであればせめて、親密な人たちを救いたい。そう思います。そして、ラボに変えった後、岡部はダルに「まゆりはどこか?」と聞きます。するとどうでしょう、ダルの反応が怪しいではありませんか!!正直に言います。このシーンを見たとき私は「あ、こいつ何かやったか?」とダルを疑ってました。だって危ない仕事もやってるし…ワンちゃんあんのかなって…。しかし結果は全然違いましたね。この後にきた紅莉栖のメールでようやく私にも理解できました。

「まゆりが死んだ一年後の話…だとぉ!?」

 いやまじで気付いた時鳥肌でしたね。いや初めから違和感はあったんですよ。「タイムリープマシンは誰が作ったんだ」とか、「何故まゆりは毎回人質になるのか」とか、「ボーナスでサンポに行くときになんでまゆりを誘わないのか」とか。でもそういうもんかと普通に流してましたねw(これが伏線回収の鬼シュタインズゲート…!恐ろしい子…)でもまゆりはいつ死んでしまったんだろうと思ったら、SEREN襲撃の時に亡くなってしまっていたと。そして紅莉栖はそのままSERENに入ったと。

いや、急展開すぎんか???

 さっきまで、「天が呼ぶ!地が呼ぶ!アンデスが呼ぶ!」とか言ってギャグギャグしてたのにですよ?本当にびっくりですね。話が進んでいく中で岡部の狂気っぷりが伝わってきて、「またオカリン苦しんでるよ…」ってなっちゃいましたね。この世界線の岡部もまゆりを救うために何回も何回ももがいて、その結果「まゆりを殺す」世界線を選択した。しかし、まゆりのことを諦めきれず、"イマジナリィまゆり"を作り出してしまった。そういえばまゆりのことについて誰も触れなかったし、まゆりも岡部意外と喋っている気配はしなかったですね。でも最後に岡部の貧相な妄想力だけでは"まゆり"は作れないという結論に達していたので、もしかしたら本当に死の直前にまゆりの思いが岡部に移ったのかも...?それと写真のシーンなのですが、これ本当に文章にするのがうまいなと思いました。(小並感)

 まゆりの「星屑との握手」と、岡部のまゆりは目の前にいるのに手が届かない。それはもう過去のものだから。という二つがうまく合わさっていて読んでいてとてもキュッと胸が締め付けられました。感動と切なさが凄い…。


 そして紅莉栖も少し変わっていましたね。紅莉栖の最大の悩みであった父親との関係も解消されたみたいで、SERENに協力をしていました。(父親の方は多分無能なので紅莉栖に最大限協力してもらうための策だとは思いますが…)そして紅莉栖はこの実験が成功すれば大勢の人が助かるみたいことも言ってましたね。これは恐らく嘘を吹き込まれたのか、或いは洗脳なのか。どちらにせよ鈴羽が言っていた通りの未来に着実に近づいているという印象でしたね。多分タイムマシンを本当に作って母として崇められてそうな雰囲気ありましたwでも0の時にちょっとだけいったα世界線では紅莉栖は普通にラボにいたので、襲撃の時にまゆりを諦めることで、SEREN加入ルートになるのかな?と思ったり。そして最後は久しぶりの天才(?)コンビ復活を遂げて懐かしさにも浸れました。


             このやり取り見ていて落ち着くな…。


「走査線上のジキル」 考察

 今回は、見慣れない単語が多いですね。一つずつ意味を確認していきましょう!

・走査線 … 画面に映像を表示するために電子ビームやピクセルを順番に描画するラインのこと

・ジキル … ジキル博士は善良で理知的な医師だったんだけど、自分の中にある「善」と「悪」を分離しようとして、薬を作った

 いや難解ですね...。走査線は特にブラウン管でよく使われていた概念らしいです。それでいて走査線上だと基本は、「画面に映っている」という意味合いになるのだとか!そして善と悪を分けたジキル…。恐らくアルパカ司令のことを今回は指しているのかなと考察します!!さらに憶測で語ると実はアルパカ司令の話し声も岡部にしか聞こえていなかったのではないでしょうか。今まで(ここ以外の世界線)喋らなかったのに、急に喋りだすのも違和感を覚えます。なので無意識のうちに岡部の意識を二つに分け、アルパカ司令に投影しあたかも司令が喋っているように錯覚していたのではないでしょうか。我ながら今回の考察はかなり鋭いのではと思ってますwだとしたらあのラボでは傍から見たら岡部が何もしゃべらないアルパカを前にして、一人三役を演じていることになりますね...。今までで一番精神病んでるかも...。


 そんなこんなでいつの間にか大ボリュームになってしまったので今回はこの辺で終わりにします!一章目からこんなにも面白くて続きが待ち遠しいです!それではまた次回!

サラダバー!/

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