「月暈のビヴロスト」感想と考察 [Steins;Gate 線形拘束上のフェノグラム]

 こんにちは!私は私です!

 いやぁ~。遂に発売されましたね!「モンスターハンター ワイルズ」!皆さんはどうですか?一狩りしてますか?私は28日の日付が変わった瞬間にすぐに飛び込みましたねwアクションがかなり面白くなっていて、モンスターを狩るのに喜びすら覚えてしまい、血眼で大型モンスターを狩りつくしていますwおすすめはガンランスとヘヴィですかね...(ry


 すみません。関係ないこと話過ぎましたね。ワイルズの話は別の機会にしますね。今回は「線形拘束上のフェノグラム」最終ルートの綯ルートである、「月暈のビヴロスト」をクリアしました!前回の最後にも書いたのですが、始める前まではあのトラウマのような綯がこびりついていて、やばいルート認定していたのですが…結果はどうだったのか。早速感想に移りましょう!



 ~「月暈のビヴロスト」感想~


 物語はミスターブラウンが死んでしまった二年後からスタートします。二年前父が亡くなり、上に集まっていた"らぼめん"の人達もそれと同時に消えてしまったことで取り残された綯は頼ることの出来る人がおらず、結果として引き取られる形となりました。


おふぅ


 まさかの、「秋葉家」にです。ダイバージェンスは0%台。つまり、まゆりが死ぬ世界線である...。???何で生きているんだ?考えられる可能性は一つだけですよね。「Dメールを送ったが取り消さなかった世界線」岡部が罪の意識に耐え切れず、取り消すことの出来なかった世界線と考えられます。ただ、それだとフェイリスルートになるはずなのにどうしてこうなっているんだ?フェイリスルートに入るとラボメンの関係性が消え、ダイバージェンスが確認不可になってしまいます。そのため、そのあとに何か分岐することがあったんかなぁ?ともかく謎に包まれた世界線であることが確認できました。家族構成は、変わらずで秋葉夫妻とフェイリス、そしてそこに居候の綯という感じです。後違う点があるとすればお母さんが一緒にご飯を食べていることくらいでしょうか?鈴羽の介護をする必要がなくなり、海外に飛ぶ理由がなくなったからですかね?確かフェイリスルートでそんな説明をしていたと思います。なのでこの世界線では

 フェイリス夫妻は鈴羽とあまり接点がない=普通の家族生活を送れている。

 と、なるのかなと考えられます。初めから考察いっぱいになっちゃいましたね。

元気一杯中学一年生!


 朝食を元気いっぱいに食べている綯の様子から綯はひとまず、父親の自殺が大きくトラウマとして残っているという感じが感じられなかったのが幸いです。そう思っていたのですが、どうやら一人になってしまうとそんなことも無くてどうしても「あの夏の出来事」について考えてしまうそうです。「自分も"当事者"でありたかった」と綯はそう考えています。多分みんなトラウマの方の綯はこの当事者になってしまった方の綯なんでしょう。現場をこの目で見てしまったために、岡部達に殺意がわいたと。


 そんな綯の趣味は意外なことに格ゲーなんだそう。意外ですよね。でも2年前から雷ネットABとかやっていたし対戦ゲームはそれなりに好きなのかな?

こういうゲーセンはあまり見かけなくなりましたよね

 そんな趣味の格ゲーをプレイしていると、視界の隅に見覚えのある人物が移ります。とても巨体の大男。綯はもしかしてという希望を捨てられず、心の中で対戦相手に謝りながら大男を追いかけ店を飛び出します。


 さて、無事に大男に追いつくことは出来たのですが、ここから綯ワールドが前回になります。
w

 思春期だからなのか、綯のルートは綯の心の描写などが多くてとても良かったです。そして、ダルが謎の"黒服(本物)"に追われていることに気づいた綯はとっさダルを匿います。ダルの方は2年経って成長した綯に名乗られるまでは、気づいていませんでした。お前、あんなに軍曹って言って興奮してたのに...。そして助けてくれたお礼にダルが飲み物を奢るのですが

これはダルが悪いな


 綯ワールド出てますねwというかよりによってカロリーゼロのコーラって…。単にダルが飲みたいだけじゃねぇか!!普段は気遣いできてるはずなのにどうしてこういうところは抜けてしまっているのか。


 そしてこの男もまぁブレない。このメンタルこそが、HENTAI紳士に求められるものなのかもしれない(要らない)。綯は折角ダルに会えたのだから、二年前お父さんに何があったのか、そしてどうしてラボメンをいなくなってしまったのかを質問します。ダルの答えによると、ラボは空中分解したあと、岡部、紅莉栖、ダルの三人はスイスに旅行に行っていたようです。...これまずくね?綯も"三人"ということに違和感を覚えます。


 そして自分の中で一つの解をみつけました。「お父さんとほぼ同タイミングでまゆりも亡くなってしまった」ということです。本来であれば絶対気付くのですが、お父さんのこともあり、綯は他人のことを気にする余裕がなかったと言います。このことから岡部がまゆりを救うのを諦める前にミスターブラウンは死んだと考えられます。でもここで疑問が残ります。「何故岡部はまゆりを救うことを諦めたのか」今までの流れで行くなら、ミスターブラウンは岡部達にFBであることがばれ、その結果自殺という手段を取ります。しかしこの流れに行きつくには

①岡部がDメールの取り消しを行っていないといけない
②そして萌郁のところまで消さないといけない。

という二点が問題として挙げられます。まず、②についてなのですがこれは達成できていません。何故ならフェイリスパパが生きているからです。ダイバージェンス0%代ではDメールを送らない限りお父さんが生きていることは無いと思うからです。そして、①なのですが、岡部が「これ萌郁のDメールだけ取り消せばいいのでは?」と気づいた時にのみたどり着くことが出来ると思います。そしてだからこそ、この後自分が何をすればいいかわかっているわけで、この世界線が続いている意味が分かりません。あの時Dメールを送らないでどうしたかったのか、それとも全く知らない展開になっていたのか。気になりますね。


 話を戻します。綯がダルに"旅行"について尋ねると、ダルはなんと拉致されていたと語ります。

そのパターンか


 綯は冗談はやめてと怒っていましたがこれは"ガチ"でしょうね。このパターンということは恐らくラボ襲撃ですね。そして紅莉栖だけ脱出していないのは何故?やはり一番重宝されていたから?それともドクター中鉢の参戦をSERNが取り付けたから?そしてやはりまゆりはラボで...。ダルはラボにタイムマシンを作りに行く使命があると教えてくれました。どうやら電話レンジなんかはSERNが回収していってしまったようです。そのため1から作る必要があるのだとか。綯はその話に関しては半信半疑でしたが、もしかしたら自分も"当事者"になれるかもしれないと考えた綯はDメールを自分にも送らせて欲しいと頼みます。しぶしぶダルが了承したところで、大檜山ビルのオーナーである綯と一緒にラボを目指すのでした。


 ラボのまわりはやはり、"黒服"たちに見張りされており、簡単に侵入することは出来ませんでした。そのため、ラボのトイレの窓を使って隣のビルから侵入することにしました。前回の凶真ルートで見た設定みたいなものがここに来て生きるの凄いなぁ…。


 ビルの窓はとても狭くダルでは決して通れそうもありませんでした。そのため...
w

 はい。当然つっかかります。しかも押して押し込んで欲しいと頼まれます。えぇ...

俺も嫌だよ

 しかし、このままではDメールを送ることが出来ないと考えた綯は観念して押すことを決意します!偉い!偉いぞ...綯!!

そりゃぁそうよ...

でもこれはこれでうらや(((ry




.........


 そんなこんなでなんとか侵入。...頑張ったな綯ちゃん。二年間掃除されていなかったので埃も積もっていましたが、それよりも気になるのが床の"血痕"...。綯は見ないようにしていましたが、これは襲撃があったことがほぼ確定になりましたね。ダルはしばらくここにこもるようなのでひとまず綯は帰ることにしました。

 
あの一件のせいで余計に嫌いになってそうw

 次の日、綯がラボに顔を出しにいくと、ダルから買い出しを頼まれます。そのため、綯が買い出しに行くことになったのですが、まさかの同人誌も買いに行かせます。どんな鬼畜だよ。羞恥プレイか?倫理観はどこに捨ててきたこの男は!しかも子供と思われたくない綯は頑張って同人誌も手に入れおつかいを完ぺきにこなします。早速タイムマシン制作に手を付けてくれるのかと思ったら、ダルはそのまま同人誌を読み始め、あろうことか「明日から本気出す」とかいう小学生のような言葉を言い始めます。

多分同性でも結構きついと思うよ?


 ちなみに次の日から本当に本気出してました。やるときはやる男ダル。その後、綯は学校終わりにラボによっては、下のブラウン工房へと繋がる穴を拡張する作業を行っていました。昔、実験の時に空いた穴を上手く活用していますね。

あるあ...ねぇーよ


 しかし、何とかブラウン管工房に繋がりはしたものの42型ブラウン管が故障しており電源が付くことはありませんでした。そこであきらめたダルは撤収するよう提案するのですが、まさかの綯が自分が直すと言い出します。いやいや危険だし、なによりも無理なのでは...?

生意気言ってすみませんでした。

 生前お父さんから簡単なことだけ教わっていたらしく、少しは自分でも修理できるみたいです。今回の作戦綯がいなかったら本当に詰んでますね。


 そんなある日黒服がラボの隣のビルを捜査しようとしているのを綯が発見します。電気が止まっているラボでは隣のビルから延長コードを繋いで、電気を借りているため見つかれば一発でアウトです。そのため、綯は勇気を振り絞り黒服を撃退します。自分が大檜山ビルのオーナーであることを武器に正論パンチを喰らわせていましたね。しかし、その後手筈どうりダルに電話をかけると「その番号は現在使われておりません」と言われてしまったり、秋葉原中を探し回っても見つけることが出来ませんでした。不安に駆られた綯は一度ラボに戻りますが、結局何時間経ってもラボには帰ってきませんでした。家族からも心配され帰ることにした綯ですが、帰り道に偶然ダルを発見します。その時のダルの軽さや"一人で誰かを待ち続ける"ことにトラウマのある綯は「自分が子供だから信頼されていない、頼ってもらえない、当事者になれない」と考え、泣きながらその場を逃げ去ります。


 家に帰っても気分が晴れない綯はずっと落ち込んでいました。そんな時フェイリスが部屋に尋ねてきて優しく事情を聴いてくれます。そこで綯の"置いていかれることの辛さ"について説明されるのですが、同情してくれるフェイリスに対して綯は疑問を抱きます。しかし、その答えはいたってシンプルなモノでした。


 そうです。フェイリスはラボメンなのです。綯なんかよりもよっぽど岡部達と親しかった。なのに置いていかれてしまった。その寂しさは私の何倍も辛いだろうと綯は考えます。しかし、フェイリスは確かに昔は寂しかったが、今は別の気持ちであると教えてくれます。

傍観者でも良いんだ...

 当事者じゃないということは寂しいことだけど、人は誰かを守るために優しい嘘をつくことがある。そんな友人がいるのはとてもありがたいこと。だから、私を守ってくれた彼らに感謝しているということでした。優しいし、大人ですよね。自分が同じ状況になっても館なこと絶対言えないです。そして、


 自分がその人のことを信じているか、ポジティブに捉えられるかの心の持ち方次第で嘘を解釈できることも教えてくれました。子供だとどうしても自分の主観というか感情が強く出すぎてしまい、相手の気持ちに立って考えることが出来ません。しかし今回の件を通して綯はまたひとつ成長したのかなと思います。

 
 次の日、ラボの様子を見に行くと、窓にダルが引っかかっていました。8時間くらいこうしていたらしい。そんなダルをもう一度押し込み、綯はもう一度、手伝いたいと決意を胸にします。そしてそれから何日か経ち、修理が遂に完成しました。その結果は

お見事!

 無事に修理することが出来ました!最後まで諦めなかったこと、本当に偉い!そして約束どうりDメールを送ることになるのですが、その内容は



 というモノでした。泣いちゃう。正直ここで過去の自分にあの日お父さんに何があったのか"当事者"になれと送るのだと思っていました。しかし、昨日のフェイリスとの会話で自分が大切に守られていること、"傍観者"でも良いんだということに気づけたことで、この内容になったのだと思います。この綯なら復讐に囚われることは無さそうですね。


 タイムマシンをすぐ動かすことに決まったのですが、ダルは最後に日本で食事がしたいからと、綯にお使いを頼みます。私も綯もそしてみんなも気づいたことでしょう。ダルは本当に嘘が下手ですね。そして、綯がお使いから帰ってきてラボの前に来た時、突然放電現象が発生し、

爆...発...?

 なんと爆発してしまいました。放電現象の後は決まって爆発するのでしょうか?岡部視点だと途中で消えてしまうためわからないです。結局その後消防車が駆けつけて鎮火する大騒ぎになりました。結局Dメールは送られたのか?それとも送られていないのか。真相は闇の中です。


 あれから数日経ち久しぶりにビルに立ち寄った際に偶然ポストが目に入ります。そしてその中には一通の手紙が入っていました。


 結局Dメールは届いたのか、それとも綯が確認をしていなかっただけで"あの夏の日"からそこにあったのかは分かりませんが、これも心の持ちよう次第ということですね。私は届いたのだと思います。その方が嬉しいし幸せですよね!


 ~「月暈のビヴロスト」考察~

 プレイ中はすぐに手紙の内容が消えてしまって、確認する暇がなかったのですが、こんなことが書かれていたんですね...。一気に涙が押し寄せてきましr田...。
気持ちを取り直して一つずつ見ていきましょう!

・月暈 : 月の周りにぼんやりとした光の輪ができる大気光学現象のこと

・ビブロスト : 欧神話に登場する虹の橋のこと

 どっちも天候関係ですね...。というかこれはどういうことなんだ...。月暈が起きた次の日は雨が降りやすいというがあるらしので、虹はそれ繋がりなのでしょうか?「雨降って地固まる」の言い換えみたいなものなんですかね?線形拘束上のフェノグラム最後の考察なのにしまらなくてごめんなさい!!



 今回もなかなかヘヴィーな話でしたね。しかし、設定の引き出しの多さや綯の成長など読んでいてとても楽しいものばかりでした!線形拘束上のフェノグラムは今回で最後なので恐らく、もうシリアスな内容なノベルゲームは続報が無いリブートまでは出ないと思うので、少し寂しい気持ちもありますね...。次にプレイする比翼恋理が本当にギャルゲーなら、の話なんですけどねwさた、最後に線形拘束上のフェノグラム全体を通しての感想を。各キャラ視点のノベルゲームというモノは、面白い一方でキャラクターたちの個性が成り立っていないと書けない難しいモノでもあります。しかし、すべての話が面白く、読んだ最後にはほっこりした気持ちになったり、感動を味わわせてくれたシュタインズゲートは本当に凄いんだなと改めて知ることになりました。もう読めないのが本当に残念です。私が3か月という長い時間を共にしてきた「シュタインズゲート」。いよいよ次で最後のゲームになりますが、このまま駆け抜けていこうと思うので次回もお楽しみに!それでは!サラダバー!/

 私が一番好きなルートは、紅莉栖ルートですかね。絶望に陥った岡部の前に現れた紅莉栖の覚悟を知れて本当に良かった...。それだけで感謝です。

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